Instagram の広告で見た。ゼンリンがやっている、地図にまつわるデザイングッズを企画販売する事業らしい。
埼玉県のピンバッジとか、何の役にも立たないけど欲しい。
いくつかリアル店舗もあるようだ。
小学生の頃に『地図なんでも入門』という本で国土地理院の地形図というものを知り、何て美しいんだろうと思った。子供の頃に進みたかったのが、天文学か考古学か地図業界だった。つくづく金と縁のない人生を送りそうだなぁ、と父親か誰かから言われた記憶がある。まあ好きなことをやんなさいという感じだった。
『地図なんでも入門』を初めとする「小学館入門百科」は地元のニチイ(現イオン)の本屋に揃っていて、いつも立ち読みしたり、誕生日に買ってもらったりしていた。大人になってから、就職した会社で図鑑を担当していたMさんに「小学館入門百科は自分が働いてた編プロで作っていた」と聞かされて大変驚いた。同じようなものが好きな人は、やはりどこかで人生がクロスしたりするものである。
『地図なんでも入門』の著者である堀淳一さんは地図関係の本でよく名前を目にしていたが、実は物理学者であることを学生時代に知って、これも驚いた。一番売れた著書はブルーバックスの『エントロピーとは何か』らしい。
ということで、地図にまつわるものには今でもなぜか惹かれる。