お盆、左手のないサル

8/15(金)

墓参りへ。先月も来たので草はほとんど生えていなくて助かった。猛暑。

来るたびに、墓誌への追加彫りのことを考える。うちの墓は祖父が亡くなったときに建てられ、曾祖父母と祖父の3人の名前が墓誌に彫られているが、その後に追加で名前を彫ることをなぜか想定しておらず、祖父の名前の次行に「以下記録参照」という文字が彫られてしまっており、追加彫りができない。建立後に祖母と父以外に伯父・伯母(全員独身だったため、うちの墓に入っている)も納骨したが、いずれも無記名のままになっている。

表面を全部削って彫り直すこともできるが、石の厚みが減るのと、おそらく費用が高くつく。部分的なパテ埋めもできるようなので、「以下記録参照」を埋めて続きを彫るというのが無難かも。

裏面に彫るという方法もよくあるらしく、特に変ではないらしいので、それも選択肢にはなる。ただ、どの方法をとるにしても、彫られていない人が7人にもなるので、1人3万としても21万かかることになる。

祖母や父が墓を建てたときには、「以下記録参照」としておけばいちいち追加彫りをせずに済み、金がかからないと考えたのかもしれない。ただ自分は、納骨されている人の名前は一目で分かるところに残した方がよいと思う派。慎ましく生きて生涯を終えた人たちの「生きた証」がどこにもないようで、なんか寂しいじゃん、と思う。


1年以上も関東各地に出没している左手のないサルが我が町にも来た。所沢から北上してきたらしい。昭代橋、智光山公園で目撃された後、日高市に移動した模様。ついに森に帰るのだろうか。

墓参りから帰る途中、新富士見橋にテレビの取材班らしき一団がいるのを見た。サルを撮りたかったのか。

隻腕の侍、丹下左膳にちなんで「右膳」と呼ばれているのが面白い。