Thunderbird で送信する自分のメールヘッダを見ると、Content-Language: en-US
というのが付いていることに気づく。いや日本語ですけど、と思うのだが、設定項目にはこれを ja-JP
にできそうな設定が見当たらない。
調べてみると、このヘッダは Thunderbird のスペルチェック辞書の言語に連動しているらしい。なんじゃそりゃ。デフォルトでは英語の辞書しか入っていないので en-US
になると。
この問題は2020年頃から議論されてバグチケットにもなっているが、放置されているようだ。
ここでの議論によると、そもそも今どきのメールソフトは gmail も iPhone のメールアプリも Content-Language
ヘッダは付けておらず、これを付けて送信しているのは Outlook と Thunderbird くらいらしい。なので、受信側でこのヘッダ情報を見るようなソフトもおそらくほとんどなくて、どうでもいいと思われている模様。
暫定的な回避策として、日本語スペルチェック辞書をインストールしてそれを選択しておけば ja-JP
が付くわけなので、それ用のダミー辞書をアドオンとして作成・公開されている方もいる。わしもこれを使わせていただいた。
あるいは、送信時に Content-Language
ヘッダを付けないという設定も可能。Thunderbird の「設定エディター」(Firefox でいう about:config)で mail.suppress_content_language
を true
に切り替えればよい。設定エディターは[設定]−[一般]の一番下にボタンがある。他で使われていないヘッダであるのなら、これで消してしまうのがエレガントかもしれない。