忙しい中、淡々と

父の一周忌が過ぎた。無宗教なので特に何もせず。妹が来たくらい。

父方の一家やきょうだいについて、戸籍謄本を取り寄せたりして少しずつ調べている。初めて母から聞くような話も多い。

もともと父方の親戚とは疎遠だったが、今改めて調べても、父の実家はあまりハッピーな家庭ではなかった。祖父が宗教者だったことが、父のきょうだいの人生に強く影を落としている。祖父母が信仰していたのは、要するに今で言うカルトだった。父は若い頃から実家のそういう側面とは袂を分かっていて、何とか普通の家庭を築くことができたが、父のきょうだいには寂しい一生を送った人が多い。

そういう父のきょうだいたちのお骨もうちの墓に入っているが、墓誌に名前が一切彫られておらず、今となっては正確な死亡日も分からない人が複数いる。父の死をきっかけに、こういうのもちゃんと整理しようと思い、一人ずつ戸籍を取って確認しているが、伯母のような直系でない親戚の戸籍謄本って取るのが難しいんだよね。相続で必要といった理由ならいいのだが、「墓誌を作りたいので死亡日を確認したい」といった理由は、役所によっては謄本取得の正当な理由と認められないことがある。何でだよ、と思うが。まあ趣味のゲームだと思ってこつこつやっている。

母の代理で相続手続き 取り寄せた親族戸籍、14通に|WOMAN SMART|NIKKEI STYLE